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女性性機能障害の定義と概要
2022/05/21
by 高山 愛子
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女性性機能障害の定義と概要
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女性性機能障害(FSD)とは
これはいわゆる「不感症」と呼ばれる症状で、Female Sexual Dysfunctionの頭文字からFSDとも呼ばれています。
症状は「性的に欲求があるにも関わらず、刺激などに対して興奮することが出来ない状態」を指します。
男性の場合には、不感症は勃起不全や早漏がそれに当たると言われています。
また、マスターベーションでは射精が出来るものの、女性とのSEXで射精出来なくなってしまう事が起きるようです。
女性が絶頂(オルガズム)に達しているかどうかは、男性のように射精という明確な反応がないので、判断が難しいと考えられています。
1980年代のある女性雑誌で、約5500人の女性へのアンケートで「SEXでオルガズムが得られているか?」という質問で、毎回のSEXでオルガズムを得られる女性は10人に1人という結果が出ています。
日本全体で見れば、更にその数は少ないのではないかとも言われています。
・SEXで満足感(オルガズム)を得られない
・SEXが苦痛に感じる
これらの事をFSDと呼び、この中の分類の1つが不感症になります。
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不感症の分類
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女性の不感症には心と身体2つの原因があり、場合によっては「自分が不感症だ」と思い込んでしまっているケースもあります。
更に掘り下げると、以下に紹介する4つのタイプに分けることができます。
性嫌悪症
この症状の主な特徴は次のとおりです。
・SEXが嫌いでしょうがない
・異性に身体を触られるのも嫌
・パートナーとはセックスレス
これは男性にも起こりますが、圧倒的に女性が多いと言われています。
簡単に言えば、性的欲求があってもSEXが出来ないケースになります。
性興奮障害
この症状は生理的なものが特徴です。
・膣が濡れないあるいは乾燥している
・挿入されると膣が痛く快感が得られない
男性で言えば膣が濡れないのは勃起出来ない状態と同じで、膣の乾燥感や膣の広がりが不十分なままとなってしまいます。
オルガズム障害
この症状の特徴は感じ方に主軸があります。
・SEXで1度もオルガズムを感じた事がない
・オナニーでは感じることが出来る
オルガズム障害は不感症の代表的な症状と言われています。
更に3つに分かれます。
・1度もオルガズムを感じた事がない
→原発性オルガズム障害
・ある時期からオルガズムを感じなくなった
→二次性オルガズム障害
・相手が変わるとオルガズムを感じられなくなる
(オナニーではイケる)
→状況性オルガズム障害
イケないということは共通していますが、環境の変化などによっても症状が変わることがあります。
性交痛障害
この症状は性器の痛みが特徴です。
・痛みでペニスの挿入ができない
・外陰部に触れられるだけで痛い
身体に起こっている事が原因になってしまうと言われています。
性交痛障害には更に2つに分けられます。
・膣痙
ペニスを挿入しようとすると、膣が収縮してしまい、ペニスを挿入することが出来なくなってしまう症状です。
似た様な病名に「膣痙攣(けいれん)」がありますが、これはまた別の病気になります。
・性交疼痛症
これはSEX時、膣に痛みを感じてしまうことで、最後までSEXが出来なくなってしまう症状です。
膣の収縮や膣潤滑不全(乾燥)とは全く別の原因で起こる痛みとして区別されています。
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症状別不感症の原因
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スバッと解説!ライフ博士の不感症(FSD)講座
不感症は4つのタイプに分類できるということは上述したとおりです。
ここからはそれぞれの原因についてライフ博士が解説します。
女性性機能障害に悩まれている方は、ご自身の状況と併せてご確認ください。
性嫌悪症
原因の多くは過去にあると言われています。
・性的トラウマ(強姦や近親相姦など)
・パートナーから受けた裏切り
・誤った性教育(SEXは悪い事などと幼少期に教えられたりなど)
過去がキッカケになり、心の傷となって発症すると考えられています。
街中を歩く時に「手をつなぐ」あるいは「腕を組む」といった接触行為は出来ても、密室などで2人になることは嫌がります。
性興奮障害
女性の性に対しての知識が足らないこともありますが、多くは女性ホルモンである「エストロゲン」の減少によって起こると考えられています。
知識が足らないというのは、本人が性的に興奮を感じるテクニックをまだ知らないという事になります。
そういった場合には、極度の緊張や不安から起こりやすくなると言われています。
また心の負担が増えてしまうことが要因となって、性的興奮障害に陥ることもあります。
考え方によっては、痛みが原因で興奮出来なくなるとの考え方もあるようです。
オルガズム障害
性行為はパートナーとの繋がりを確認するとともに、お互いに快楽を求める行為です。
しかしその行為を悪いこととしてとらえてしまうと自然とSEXに対して防御態勢をとるようになってしまいます。
・頭の中でクライマックス(オルガズム)を恐れてしまう
・SEXに罪悪感を感じる
・パートナーに自分を委ねることを恐れる
・「自制心を失ってしまう」と考え、理性を保とうとする
これらのことからオルガズムに達せなくなってしまうと言われています。
性交痛障害
これは身体に起こっていることが原因になります。
膣の外側である「外陰」や「膣の萎縮」あるいは「炎症」などが痛みを生む原因になります。
いずれの症状もSEXにおいて大きな障害となり、性生活が満たされない状態が続いてしまうことは確かです。
欲求があっても出来ない状態が続いてしまうので、苦痛と感じてしまう人もいます。
改善できる病気ではあるので、積極的に治療を受けることをオススメします。
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代表的な女性性機能障害改善薬
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女性用バイアグラとは
男性の精力減退や勃起不全(ED)については、医療機関でも治療が行われており、ED治療薬も提供されています。
そして、薬を飲むと性機能の改善に役立っていますが、こうした薬は男性用が中心で、女性用の薬はあまり見聞きしません。
女性にも性のことで悩まれている人は少なくありませんが、女性用の薬も販売されており「ラブグラ」もそのひとつです。
先発薬はシラーバイオテクノロジーズ社が製造販売するウーメラで、ラブグラはジェネリック医薬品になります。
ラブグラは、バイアグラのジェネリックであるカマグラゴールドなどを販売していることでも知られているインドの製薬会社アジャンタファーマ社が製造販売している薬で、有効成分はバイアグラと同じくシルデナフィルクエン酸塩100mgとなっています。
ラブグラは女性用バイアグラとも呼ばれており、服用することで女性の性的刺激を増加させるのに役立つ薬です。
バイアグラは勃起に十分な血流を得られることで知られていますが、女性の場合も性器周辺の血流を促進させることが出来ますので、より満足を得やすいとされています。
女性バイアグラのラブグラは、男性では海綿体、女性ではクリトリスに血流を促進する事で、感度を向上させる効果が得られ、オルガズムの経験が無い女性もラブグラの服用でイクことを体験出来たという方が多数表れた事で、一気に認知度が高まったようです。
服用は性行為の30分~45分前に飲むもので、半錠や4分の1でも効果がある薬です。
副作用は、男性同様に動悸やホテリ、鼻詰りなどが表れます。
心臓病を患わっている方などは、服用出来ませんのでご注意下さい。
ラブグラを活用して楽しい性生活を充実させる事により、日常生活のクオリティーも上昇する事でしょう。
但し、中高年による性感染症が増加傾向にあるため、コンドームによる避妊にはしっかりと対策を講じて下さい。
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ED(勃起不全)の概要
2022/05/21
by 高山 愛子
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ED(勃起不全)の概要
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EDとは、かつてインポテンツと呼ばれていた、勃起機能が低下する症状を意味する病気です。
英語では「Erectile Dysfunction」と呼ばれ、その頭文字を取って「ED」と言われています。
専門的な用語を使うと「性行為をするにあたり、十分な勃起をすることが出来ない為、満足な性行為をすることが困難な状態」であるとされていますが、単語で言うと勃起不全となります。
すなわち、勃起をすることができないという状況は当然のこととして、陰茎の硬さを一定に保てない、勃起の状態を保つことができないなどといった、満足な性交に至るまでの道のりが閉ざされている状態は、いずれもED(勃起不全)ということになります。
EDにもいろいろな状態がありますが、「まれに勃起しないことがある」「勃起できるかどうか不安に感じてしまう」といった、本人が勃起に関しての自信や充実度が少なくなっているという場合も、治療対象であるといえます。
こうして、勃起に至るまでの思い=メンタル、として考えると、勃起不全を考えるには色々にこまやかな症状が存在します。
・性欲はあり興奮もするのだが勃起には至らない
・挿入しても途中でペニスの硬さがなくなり抜けてしまう(中折れ)
・勃起をしても十分な硬さに感じられない
・いつも勃起しないというわけではない(パートナーに原因があるのかを考えてしまう)」
このように色々な症状があります。
1998年に勃起不全に関する調査が行われましたが、それによると、中等度EDと重度EDの合計人数は約1130万人という数字が出ました。
※中等度ED「たまに勃起し、性交中は勃起を保つことができる」状態
※重度ED「まったく勃起が出来なく、性行為が出来ない」状態
この比率で言うと、日本人男性では40代の方で5人に1人が、そして50代では2.5人に1人が、60代の方になると1.7人に1人が中等度以上のEDということになりますので、今やEDは身近な病気として向き合う必要があるでしょう。
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この症状はED?
2022/05/21
by 高山 愛子
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この症状はED?
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スバッと解決!ライフ博士のED Q&A
【性欲はあるのに勃起しません】
気持ちと体が追いつかない、というのは勃起不全の大きな原因のひとつです。
興奮するシチュエーションなどに際しても勃起することが出来ない、というのは、勃起をするに十分な量の血液が陰茎へ溜まっていないためです。
陰茎部への血流を促す必要がありますので、ED治療薬を使って血流を改善させ、勃起の手助けをするのが肝要と言えるでしょう。
もしくは、1人の時は勃起が出来る、マスターベーションでは勃起が出来るのに性行為自体が出来ない、というケースも考えられます。
1人の時はリラックスが出来て勃起に至る、というのは、心因性のEDであるとも考えられます。
いずれにしてもこれは勃起障害の症状ですので、適切な処置を行うことが重要なのですが、「性欲自体がない」というケースよりははるかに勃起する能力を取り戻しやすい症状でもありますので、悲観的にならずに対処してもらえればと思います。
【勃起まで時間がかかります】
勃起にまで時間を要するという勃起障害の症状は、精神的重圧をはじめとした、心を原因とするものが多くなっています。
毎日が仕事で忙しい、家族の関係で重圧がかかる事がある、といったものや、単純に歳を取ってしまったことによって「勃起力=陰茎への血流の流れ」が弱まっているという可能性もあります。
ご自分の体形をふりかえってみましょう。
食べ過ぎなどで体重が平均よりもオーバーになり、脂肪がつきすぎている状況ですと血流は弱まります。
喫煙歴が長い人ならば、やはり血管が詰まり、血流が弱まる方も出てきて勃起にまで時間を要する症状もあらわれます。
しかし、考えすぎることがEDにとっては一番よくない行為です。
まずは自分の朝勃ちの経過を確認してみましょう。
1週間ほど様子をみて、毎朝勃起が確認できる場合は特に問題は起きていませんが、何日か朝立ちの様子が見られなかった場合は、やはりストレスから生じるEDと捉えて、改善を図る必要があるでしょう。
【勃起はしますが中折れします】
勃起不全の患者の中でも最も多い症状が「中折れ」です。
性行為の最中にペニスが硬さを失ってしまう。パートナーの反応を考えると焦りどころではない感情が渦巻いてしまう。
そして。「今回だけだった」「たまたま調子がよくなかっただけだ」という気持ちでずるずると自分が勃起不全であることを認められないまま症状を悪化させてゆくという状態になってしまいます。
勃起不全には、こうした心理的な原因による「心因性勃起不全」という症状があります。
ストレスのみならず、仕事の忙しさによる睡眠不足や過労、そしてパートナーとの気持ちの行き違いといった要因があり、自分がどの状態にあるかを見極める必要があります。
性行為の失敗は男性自身の誇りを傷つけるものです。
勃起不全である。という事実を認めたくない気持ちはわかりますが、やはりしっかりと向き合わなければなりません。
中折れは性行為の途中で起こってしまうことだけに、特に精神的なストレスの多い症状であります。
【朝勃ちしません】
男性の生理現象としての代表格である朝立ち。それがまったくなくなるというのはショックなものかと思います。
睡眠中の勃起は、男性の就寝中に何度も行われていることです。
「夜間陰茎勃起現象」という名称がついており、定期的に陰茎の海綿体に血液を送ることで、正常な勃起力を保つ、いわば定期メンテナンスのような意味合いを持ちます。
しかし、この夜間陰茎勃起現象は、睡眠時間の中での2~4割程度にしか起こらないのです。
なので、目覚めた時に勃起が確認できる朝立ちは、平均的には3~5日に1度という割合で自己確認出来る。ということでもあります。
人間の睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠がある事は知られておりますが、勃起が起きるのは浅い眠りのレム睡眠の時です。
睡眠中に勃起をしていても、自分の眠りが深ければ「朝勃ち」ならぬ「眠り勃ち」をしている可能性は十分あるわけです。
なおも心配な方は「エレクチオメーター」という夜間陰茎勃起現象の判定用具もあるため、そちらを試してみるのも方法のひとつです。
【妻には勃起しません】
長年連れ添った配偶者に対して勃起能力が減退してしまう。
「妻だけED」という言葉も作られるほど間近に、そして深刻な症状がこちらです。
みずからの配偶者を性的に見ることが難しくなっている男性が負う症状です。
子供と遊んでいる妻を見て母親としての存在を意識してしまい、性的対象として見ることができない男性も増えているもの。
それはセックスレスへと繋がり、セックスレスから離婚を考える妻という話も今は珍しい事例ではありません。
妻を母として見てしまう。「愛が家族愛へと変化した」という言葉で自分を説き伏せようとするよりも、もっとも身近にいる女性の輝いて見える部分を今1度探すために、スキンシップやふたりでの旅行、記念日に雰囲気を作った照明で部屋を照らして食事を共にするなど、ふたりの間柄をマンネリにしないように努力するのが大切です。
如何でしたか?
今回いただいたご相談は、すべてEDの症状です。
気になりだしたときがED改善における最善のタイミングです。
EDというのは非常にデリケートな問題ではありますが、諦めないことが大切です。
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勃起不全の原因
2022/05/21
by 高山 愛子
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勃起不全の原因
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Dの原因は"血液の流入量が不足する"ことになっています。
これを招いてしまうのは、下記の4タイプとなっています。
・身体
→器質性ED
・心
→心因性ED
・身体と心の両方
→混合性ED
・薬の副作用
→薬剤性ED
それでは、タイプ別に見てみましょう。
器質性EDとは
身体が原因となる勃起不全の代表的なものを挙げると、下記が主な原因となっています。
・動脈硬化
・成人病(生活習慣病)
・泌尿器への疾患
・男性ホルモン
・喫煙や飲酒
EDになる年代で最も多いのが40代だと言われています。
というのも「血管の老化」によって動脈硬化を起こしてしまい、血液の流入量が低下するのでEDを招くと言われています。
また、成人病では糖尿病→動脈硬化へとなることで同じ様に発症すると考えられています。
泌尿器への疾患だけだと分かり難いかも知れません。
言い換えれば血管や神経に支障が出ることによって機能が正常に働かなくなることを指しています。
男性ホルモンでは、"テストステロン"が大きく関係しています。
この物質が減少していくことで、EDや成人病を招くという結果も出ており、ホルモン分泌が大きく関係していると考えられています。
これを「LOH症候群」と呼ぶこともあり、身体へ様々な悪影響が出るとされています。
最後の「喫煙」ですが、EDの患者さんの約80%が喫煙者と言われています。
タバコの中に"ニコチン"が含まれていることはご存知だと思います。
この成分は「血管を収縮させる」強い作用をもっています。
血液の通り道が狭くなってしまうと、多くの血液がペニスに流れ込むことは期待出来ません。
タバコを吸うことは、EDに大きく影響していると言えます。
なのでドラマのワンシーンじゃないですが「SEX後にタバコをふかす」などは、ペニスを萎ませてしまう原因になります。
身体に起こる色々なことがきっかけになるので、日常生活での健康管理をしっかりと行わないと、EDになる日もそう遠くはないということになってしまうかも知れません。
事故などに遭ってしまい神経や血管を損傷してしまい、正常な機能が期待出来なくなることも器質性EDに含まれています。
心因性EDとは
心(精神的な問題)が原因となり勃起不全になってしまうこともあります。
勃起は"自律神経"が活発に働くことで起こる生理現象となっています。
自律神経には、下記の2種類があり"副交換神経"が活発な活動を起こすことで勃起します。
・交感神経
・副交換神経
少し難しい話だと思うので、単純に神経の活動が大きく関係していると考えていただいて構いません。
心に問題があると、この神経に影響を与えてしまい勃起状態が正常に行えなくなってしまいます。
心が影響することは、若者に目立って多い原因とされており、現代を象徴する"高ストレス社会"が影響していることも考えられています。
ストレスと一言で言っても人によって感じ方は色々です。
ここで全てを挙げることは不可能なので、いくつかに絞ってみました。
1.子づくりへの重圧
2.仕事などでのプレッシャー
3.様々な不安
4.幼少期の心の傷になるような体験
5.性的なトラウマ
6.コンプレックス
気付いた人もいると思いますが、現実に受けているストレスと過去に受けたストレスに分けることが出来ます。
1~3までが「現実心因」
4~6までが「深層心因」
となっていて、日々感じていることであれば自覚することも容易ですが、過去のことになると無意識の中で勃起に影響している事もあります。
他にも心因性EDには「バーチャルED」なんて呼ばれるものもあります。
これも若者に多いと言える現代らしいEDの1つかも知れません。
専門的に言えば「テクノ症候群」と呼ばれるもので、パソコンや携帯に没頭してしまうあまりに以下の悪循環が発生します。
・パソコンがないと不安
・パソコンへの依存
・人との付き合いが煩わしくなってしまう
自律神経が乱れることで、こういった症状が見られるようになり、ある種の「中毒」になってしまいます。
こうなってしまうとマスターベーションの"オカズ"になるものも、二次元的なものが増えるようになり、現実世界の女性に興奮が出来なくなるなんてことも起こり得ます。
また、上にライフ博士が解説したように「妻だけED」という恐ろしいものもあり「奥さんには勃起することは出来ないけど、他の人となら…」といった状態になることもあります。
一見、冗談のようにも思えそうですが、これをきっかけに離婚問題へと発展するケースは少なくないと言われています。
混合性EDとは
これは言うまでもなく、身体と心が同時に原因となってしまっているケースです。
器質性EDと心因性EDも上記のとおり、複雑な因果関係があります。
それらが更に混合されたミクスチャータイプとなりますので、恐らくですが、このEDが最も原因を特定するのが難しいEDになります。
身体に起こっている問題を見つけると同時に、心の問題も見つけなければならないので長期間の治療が必要となることも十分に有り得ます。
ご自身に思い当たる節があればまずはその原因の究明と対策に努めなければなりません。
焦らずに原因を特定し、ひとつひとつ対処していくことが肝要です。
薬剤性EDとは
この勃起不全の原因は、何かの病気で常用している薬の副作用によって、招いてしまうと言われています。
日本ではEDの患者さんの6%と非常に少ないことも特徴ですが、アメリカではED患者全体の25%と高い割合で薬剤性EDとなっています。
処方された薬を服用する前には、必ず医師から副作用の影響の説明を受けましょう。
そうしないと後になってから「この薬のせいだ」なんて事が起こるかもしれません。
EDを招く薬としては、病院処方薬以外にも身近なもので市販の「風邪薬」があります。
風邪薬は中枢神経系の薬となるので、頼りがちになるとEDになることもあるのです。
風邪をひいて、一時的に性的な欲求が湧かないことがありますよね?
身体が弱っていることもありますが、風邪薬の影響でもあるので忘れてはいけません。
また、下記のような中枢神経系に効く精神病の薬には、副作用によってEDを招くと言われています。
・うつ剤
・抗不安剤
・向精神薬(睡眠薬も含む)
・抗けいれん薬
またAGA(男性型脱毛症)と呼ばれる薄毛を治療する薬のプロペシアの副作用の中にも「ED」や「性欲の減退」が含まれています。
男性にとっては上(髪)をとるか下(勃起)をとるか究極の選択となるかも知れませんね。
また薬剤性EDは、オーガズムに達しないなどの「射精障害」を招くこともあるので要注意です。
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過度な射精は薄毛の危険アリ? AV男優はカキで予防
2022/05/14
by 高山 愛子
過度な射精は薄毛の危険アリ? AV男優はカキで予防
射精と髪の育毛が大きく関係しているという。過度な射精は育毛の妨げになるというのだ。
その鍵を握るのは、亜鉛。たんぱく質から精子を生成するのに欠かせないミネラルで、別名“セックスミネラル”とも呼ばれている。多くのAV男優が一番気にかけて摂取しているミネラルである。
と同時に、亜鉛は、髪を生成するのに欠かせないミネラルでもあるのだ。成人男性1日につき15mg必要といわれているが、射精1回で約1~7mgの亜鉛を消費してしまうという。
すると単純に考えて、1日2回以上の射精をすると、髪の生成にまわせる亜鉛はかなり減ってしまう。髪の量を気にする人は無駄撃ち厳禁である。
また、亜鉛不足は味覚障害をも引き起こしてしまうそうだ。充実した性生活、みなぎる頭髪、おいしい食事。バラ色の生活を送るには亜鉛が絶対不可欠である。
亜鉛は牡蠣やナッツ類、ウナギ、レバーなどに多く含まれている。特に牡蠣には、100gにつき150mgも含まれているので、AV男優から大人気。
先日取材したAV男優は「冬は牡蠣が出回っているので、かなり重宝しますよ!食べられない時は亜鉛のサプリメントを摂ります」と力説した。ちなみにこのAV男優は30代後半で髪の毛はフサフサだ。
亜鉛不足には注意が必要ですね。
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泌尿器について
2022/05/14
by 高山 愛子
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泌尿器について
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泌尿器科は、腎臓、尿管、膀胱、尿道など「尿の産生から排尿までの尿路」(泌尿器)に関係する臓器が対象です。それぞれの役割ですが、腎臓が尿をつくり、その尿を運ぶ尿管があって、一時的に膀胱で尿を溜め、尿道から体外へ尿を排出するという流れになります。
男性の場合、尿道は尿を排出するだけでなく、射精の際には精液が通る道にもなります。なお、精子は睾丸で作られ、その後精管を通って、前立腺から尿道に入って射精に至ります。この前立腺は男性特有のもので、加齢と共に肥大化する前立腺肥大症を起こすことがあります。
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泌尿器科の男性患者でよくみられる症状(例)
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尿が出にくい、出な
いおしっこの線が細い
尿に勢いが無い
尿に血が混じる
おしっこが近い、回数が多い
おしっこに時間がかかる
夜間、何度もおしっこに起きる
残尿感がある
尿が漏れる
足がむくむ
腰や背中が痛む
腎臓の辺りが痛む
尿道から膿が出た
(健診などで)血尿や蛋白尿を指摘された
尿路(腎臓、尿管、膀胱)に結石がある
排尿時に痛みがある
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男性に多いお悩み
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睾丸や陰嚢が腫れた
陰茎、陰嚢が痛む
陰茎、陰嚢が痒い
亀頭、包皮に水疱やイボができた
PSA※(右記参照)が高いと言われた
男性更年期障害のような気がする
勃起力が低下した など
※PSA:「前立腺特異抗原(Prostate-Specific Antigen)」の略語で、前立腺の上皮細胞から分泌されるたんぱくです。PSAが高い場合に考えられる疾患は、前立腺
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男性患者によくみられる泌尿器疾患
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前立腺肥大症
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男性には前立腺と呼ばれる、膀胱の近くにあって尿道を取り囲む栗の実ほどの腺組織で、精子を元気にする前立腺液を分泌する臓器があります。これが肥大すると尿道を圧迫したり、前立腺の筋肉が過剰に収縮して尿道を圧迫するなどし、尿がでにくくなるなどの排尿障害を起こすことがあります。これが前立腺肥大症です。
なお、前立腺が肥大する原因は、男性ホルモンの働きや生活習慣病、食生活などが関係すると考えられており、一般的に加齢と共に前立腺肥大症は増えてくることが明らかになっており、80歳以上の8割以上の方が前立腺肥大症になると言われます。
主な症状ですが、頻尿(1日8回以上)である、急に尿がしたくなって、がまんするのが難しい、がまんできずに尿を漏らす、夜中何度もトイレに行く、尿が出にくい、勢いが弱い、出るまでに時間がかかる、残尿感がある、などがあります。
治療としては、まずα遮断薬などによる薬物療法が行われ、十分な効果が出ない場合は手術療法が検討されます。
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前立腺がん
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前立腺がんを発症する仕組みというのは解明されていませんが、男性ホルモンの影響や食生活の欧米化、あるいは加齢といったものが影響しているのではないかと言われています。
このがんの特徴ですが、発症後の進行が遅く、またがん特有の症状も現れないので、がん自体が大きくなって膀胱や尿道を圧迫し、排尿トラブルや血尿などが出るようになって初めて気づくことが多いです。また、前立腺がんは一旦進行してしまうと、そのがん細胞が骨やリンパ節に転移しやすく、脊椎に転移すると、ひどい場合には下半身麻痺などの症状が現れることもあります。このような状況を避けるためにも、自覚症状が現れる前に発見し、治療することが大切です。定期的にがん検診(PSA検診)を行うことをお勧めします。
前立腺がんの治療法では、手術、放射線療法、ホルモン療法、また特別な治療をせずに厳重に経過観察をしながら様子をみるPSA監視療法などがあります。どの治療を行うかは、診断時のPSA値と腫瘍の悪性度(グリーソンスコア)、病期診断に基づくリスク分類、患者様の年齢と期待余命(今後、どのくらい生きることができそうかという見通し)、および患者様の病気に対する考え方などが判断の基準になります。
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前立腺炎
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前立腺に炎症が起こっている状態が前立腺炎です。この症状が疑われる場合は問診や検尿のほか、前立腺の触診(肛門から指を入れ、直腸を通して前立腺の大きさや硬さ、表面の状態、圧迫痛などを調べる検査)によって炎症の状態を調べます。また超音波検査や血液検査が必要になるケースもあります。
なお前立腺炎には急性前立腺炎と慢性前立腺炎がありますが、これらの症状や経過はそれぞれ大きく異なります。
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急性(細菌性)前立腺炎
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急性前立腺炎は多くの場合、尿中の細菌による感染で起こり、症状としては、高熱(発熱)や排尿困難、排尿痛や残尿感、頻尿がみられます。治療については、抗菌薬による点滴や内服薬が中心になります。なお炎症が強い場合は、入院加療が必要になることもあります。
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慢性前立腺炎(慢性骨盤痛症候群)
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慢性前立腺炎(慢性骨盤痛症候群)はあまり一般的な病気ではありませんが、20~40歳代の若い世代に多く見られます。症状は陰部の不快感、排尿時・排尿後の痛み、射精時・射精後の痛み、精液に血が混じるなど多様で、その程度も患者様により様々です。
治療法には抗生物質や漢方薬の投与、生活指導などがあります。難治性、反復性のこともあり、症状が改善するまでに数ヵ月を要することもあります。
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