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勃起不全の原因
勃起不全の原因
2022/05/21
by 高山 愛子
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勃起不全の原因
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Dの原因は"血液の流入量が不足する"ことになっています。
これを招いてしまうのは、下記の4タイプとなっています。
・身体
→器質性ED
・心
→心因性ED
・身体と心の両方
→混合性ED
・薬の副作用
→薬剤性ED
それでは、タイプ別に見てみましょう。
器質性EDとは
身体が原因となる勃起不全の代表的なものを挙げると、下記が主な原因となっています。
・動脈硬化
・成人病(生活習慣病)
・泌尿器への疾患
・男性ホルモン
・喫煙や飲酒
EDになる年代で最も多いのが40代だと言われています。
というのも「血管の老化」によって動脈硬化を起こしてしまい、血液の流入量が低下するのでEDを招くと言われています。
また、成人病では糖尿病→動脈硬化へとなることで同じ様に発症すると考えられています。
泌尿器への疾患だけだと分かり難いかも知れません。
言い換えれば血管や神経に支障が出ることによって機能が正常に働かなくなることを指しています。
男性ホルモンでは、"テストステロン"が大きく関係しています。
この物質が減少していくことで、EDや成人病を招くという結果も出ており、ホルモン分泌が大きく関係していると考えられています。
これを「LOH症候群」と呼ぶこともあり、身体へ様々な悪影響が出るとされています。
最後の「喫煙」ですが、EDの患者さんの約80%が喫煙者と言われています。
タバコの中に"ニコチン"が含まれていることはご存知だと思います。
この成分は「血管を収縮させる」強い作用をもっています。
血液の通り道が狭くなってしまうと、多くの血液がペニスに流れ込むことは期待出来ません。
タバコを吸うことは、EDに大きく影響していると言えます。
なのでドラマのワンシーンじゃないですが「SEX後にタバコをふかす」などは、ペニスを萎ませてしまう原因になります。
身体に起こる色々なことがきっかけになるので、日常生活での健康管理をしっかりと行わないと、EDになる日もそう遠くはないということになってしまうかも知れません。
事故などに遭ってしまい神経や血管を損傷してしまい、正常な機能が期待出来なくなることも器質性EDに含まれています。
心因性EDとは
心(精神的な問題)が原因となり勃起不全になってしまうこともあります。
勃起は"自律神経"が活発に働くことで起こる生理現象となっています。
自律神経には、下記の2種類があり"副交換神経"が活発な活動を起こすことで勃起します。
・交感神経
・副交換神経
少し難しい話だと思うので、単純に神経の活動が大きく関係していると考えていただいて構いません。
心に問題があると、この神経に影響を与えてしまい勃起状態が正常に行えなくなってしまいます。
心が影響することは、若者に目立って多い原因とされており、現代を象徴する"高ストレス社会"が影響していることも考えられています。
ストレスと一言で言っても人によって感じ方は色々です。
ここで全てを挙げることは不可能なので、いくつかに絞ってみました。
1.子づくりへの重圧
2.仕事などでのプレッシャー
3.様々な不安
4.幼少期の心の傷になるような体験
5.性的なトラウマ
6.コンプレックス
気付いた人もいると思いますが、現実に受けているストレスと過去に受けたストレスに分けることが出来ます。
1~3までが「現実心因」
4~6までが「深層心因」
となっていて、日々感じていることであれば自覚することも容易ですが、過去のことになると無意識の中で勃起に影響している事もあります。
他にも心因性EDには「バーチャルED」なんて呼ばれるものもあります。
これも若者に多いと言える現代らしいEDの1つかも知れません。
専門的に言えば「テクノ症候群」と呼ばれるもので、パソコンや携帯に没頭してしまうあまりに以下の悪循環が発生します。
・パソコンがないと不安
・パソコンへの依存
・人との付き合いが煩わしくなってしまう
自律神経が乱れることで、こういった症状が見られるようになり、ある種の「中毒」になってしまいます。
こうなってしまうとマスターベーションの"オカズ"になるものも、二次元的なものが増えるようになり、現実世界の女性に興奮が出来なくなるなんてことも起こり得ます。
また、上にライフ博士が解説したように「妻だけED」という恐ろしいものもあり「奥さんには勃起することは出来ないけど、他の人となら…」といった状態になることもあります。
一見、冗談のようにも思えそうですが、これをきっかけに離婚問題へと発展するケースは少なくないと言われています。
混合性EDとは
これは言うまでもなく、身体と心が同時に原因となってしまっているケースです。
器質性EDと心因性EDも上記のとおり、複雑な因果関係があります。
それらが更に混合されたミクスチャータイプとなりますので、恐らくですが、このEDが最も原因を特定するのが難しいEDになります。
身体に起こっている問題を見つけると同時に、心の問題も見つけなければならないので長期間の治療が必要となることも十分に有り得ます。
ご自身に思い当たる節があればまずはその原因の究明と対策に努めなければなりません。
焦らずに原因を特定し、ひとつひとつ対処していくことが肝要です。
薬剤性EDとは
この勃起不全の原因は、何かの病気で常用している薬の副作用によって、招いてしまうと言われています。
日本ではEDの患者さんの6%と非常に少ないことも特徴ですが、アメリカではED患者全体の25%と高い割合で薬剤性EDとなっています。
処方された薬を服用する前には、必ず医師から副作用の影響の説明を受けましょう。
そうしないと後になってから「この薬のせいだ」なんて事が起こるかもしれません。
EDを招く薬としては、病院処方薬以外にも身近なもので市販の「風邪薬」があります。
風邪薬は中枢神経系の薬となるので、頼りがちになるとEDになることもあるのです。
風邪をひいて、一時的に性的な欲求が湧かないことがありますよね?
身体が弱っていることもありますが、風邪薬の影響でもあるので忘れてはいけません。
また、下記のような中枢神経系に効く精神病の薬には、副作用によってEDを招くと言われています。
・うつ剤
・抗不安剤
・向精神薬(睡眠薬も含む)
・抗けいれん薬
またAGA(男性型脱毛症)と呼ばれる薄毛を治療する薬のプロペシアの副作用の中にも「ED」や「性欲の減退」が含まれています。
男性にとっては上(髪)をとるか下(勃起)をとるか究極の選択となるかも知れませんね。
また薬剤性EDは、オーガズムに達しないなどの「射精障害」を招くこともあるので要注意です。
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